EV 電気自動車 日本株 銘柄  2021年以降


読ん頂いた後にCMバナーをどれかクリックしていただけると励みになります。有難う御座います!


大変革の2020年

2020年は様々な意味で文化、テクノロジー、人の生活様式が変わった年といえるともいます。日本が今まで弱かったデジタル、IT、生産性等が向上する良いきっかけとなったのは、間違いないと思います。

デジタル化が進む中、もう一つ大きな動きが本格的になってきた脱炭素への動き。2020年の大きなトピックの一つとして挙げられるのは、テスラ株の快進撃だったと言えるでしょう。更にカリフォルニア州や中国が強気の脱ガソリンを示しました(欧州は昨年既に発表)。そして、そのことがフォルクスワーゲン、GM更にはメルセデス・ベンツを触発して経営を一気にEVへ進ませる動きに向かっています。

”脱ガソリン”、”脱日本”を進めないと生き残れない日本自動車産業

日本国内では日産が今年夏に全EVのアリアを発表し、NOTE(ノート)も完全に日産仕様のハイブリッド(EV+発電機)に舵を取り始め、トヨタも近々EV車両を発表すると思わせぶりな事を10月後半時点で発表し始めています。トヨタは未だに2050年まで柱となるのはプリウス(ハイブリッド)とその時点で言っており、トヨタは完全EVには2050年になってもならないと言っているように思えます。しかし、乗り遅れてしまっているトヨタはプリウスのEVオプション発表するのではないでしょうか。

では何故、日本は大胆に全社EVに進まないのか?日本でEVが普及するには一つのチャレンジがあります。それがマンション等の駐車場での充電問題です。欧米では一軒家が多く普及しやすいのが違いです。この解決策にはEV無線充電があり、その関連会社は下記に述べます。

しかし、前にも記事(この後、自動車メーカーの株価は急上昇、特に日産は最大40%超)で触れましたが、既に日本国内の車需要はドンドン落ちており、世界市場を優先的に進めた企業が生き残ることは鮮明です。

EVのパーツの最先端は既に中国企業が遥か先に進んでおり、日本企業は大きなパーツのほんの一部の部分だけを作る企業ばかりになってきているのは、明らかにこの5年間の日本自動車産業の舵取りが大きく間違っていたことを表しています。

そして個人投資家が大好きなバッテリーは既に世界最大企業の座を中国企業のCATLに奪われています。CATLへは、パナソニック・トヨタ連合に入るのを拒んだホンダが、現在株式1%相当の投資をして連携を取ろうとしています。

日本のEV産業が実績、実の収益を上げるには日本企業がEVに舵を思いっきり取らないと先は無く、気が付けばコスト面で大量生産を既に行っている中国、パーツ面で韓国、その先には台湾製が魅力的になり、日本車も中身の大半を”脱日本製”となるのは5年もかからないと思います。

日本政府の役割

本日のNHKニュースで”脱ガソリン”に関わるニュースで「経済産業省が2030年代半ばに国内の新車からガソリン車をなくし、すべてをハイブリッド車や電気自動車などにする目標を設ける方向で調整している」と述べています。更に「経済産業省は「2030年代半ばに、電動化を100%にする」とする方向で調整している」と記事にしております。是非、強気に出て日本産業がそちらに進まないといけない一方通行を明確にして頂きたいと思います。

気になるのは「経済産業省は今後、有識者でつくる検討会での議論を踏まえて、年内にも正式に目標をまとめる方針」です。日本が”脱ガソリン”後進国となっているのは、この有識者”自動車産業(特にトヨタ)”が後進国にさせていた理由でもあり、ここは素直に世界の動きを一気に前に進むような案を出していかなくてはなりません

経済後進国の今後

経済後進国では電力供給が不十分で、まだガソリン車が優勢と期待している企業もあるかもしれません、その様な国はハイブリッド需要は暫くあると思います。ただし、その様な国では家庭に一台というよりカーシェアやUBER(自動運転)の普及が「車を所有する」を飛び越して進むと思っています。その場合は充電を無線で行える運用しやすいEVが優勢となり得るのです。

国内EV銘柄 (12月2日現在)

今回はトヨタ系のアイシン、デンソーや最近テスラ・モデルY用の空調を獲得したトヨタ紡織はトヨタがセットなので省きます。トヨタが売り上げを上げれば、こちらも売り上げが上がります。そして仮にEVでは無いですが、現在トラックやバスに世界的に採用されている水素エンジン車の世界販売の推移にも影響されます。

更にバッテリー(電池)に関しては、既にパナソニックやGSユアサ(バッテリーと充電ステーション)が既に実績があります。残念ながらその他のバッテリー銘柄(FDK等)は実績より思惑が多いです。思惑銘柄はEVテーマが上がると株価が急上昇するので乗れる方は上手く乗ってください。

下記が全てでは無いですが、ご参考までにどうぞ。

駆動用モーター

コード企業名主な強み・商品
6594日本電産経営をEV駆動用モーターに注力、既に中国2社に提供
6508明電舎EV駆動用モーターを増産、施設投資で決算は悪いが、これから回収を期待
6966三井ハイテックモーターコア大手(全世界シェア70%)、他、リードフレームは5Gも
6149小田原エンジニアリングモーター用巻線設備、テスラにも提供

電池部材関連

コード企業名主な強み・商品
5713住友金属鉱山中計で正極材の月産1万トン体制構築を目標に
4080田中科学研究所正極材専業メーカー
4004昭和電工負極材大手の日立化学を傘下に
4005住友化学負極材に高純度のアルミを使う技術

セパレーター

コード企業名主な強み・商品
5631日本精銅所セパレーターフィルム製造装置の世界シェア・トップ(70%程)
アナリスト向け以外は公開していない情報
3891ニッポン高度紙工業コンデンサー向けセパレーターで世界シェア6割、今後EVを取り込めるか?
3407旭化成業界世界大手
3402東レ次世代セパレーター技術
6619ダブル・スコープ高性能セパレーターが売り

バインダー

コード企業名主な強み・商品
4023クレハ世界シェア4割
4205日本ゼオン中国で生産、強みも

電解液

コード企業名主な強み・商品
4109ステラ ケミファ高性能電解液
4047関東電化工業高性能電解液

電気自動車充電器

国内で電気自動車販売をどこまで伸ばせるのかが鍵。更にはEV車、後進国にどれだけ需要が出来、中国企業等とシェアを争えるのか?

コード企業名主な強み・商品
6728アルバック太陽電池と組み合わせたEV用充電システム
6617東光高岳SA,PAやコンビニに設置実績、3000台以上の販売実績(2020年10月現在)
6651日東工スリムな充電器、家庭やマンションにも設置できるコンセントから取り入れ
6844新電元国内で最大出力90kWの充電器
5986モリテック家庭用EV充電スタンド、伊勢丹新宿店などに設置

EV無線充電

プラグを必要としない充電方法は、エレベーター方式の駐車場や日本のような駐車場でも使用が容易になり世界の大都市で需要があります。

コード企業名主な強み・商品
4100戸田工業2025年に年間100万台分の生産能力を確保、
紙状の磁性材料「フェライトシート」
6752パナソニックバッテリー、総務省の3帯域で専用の電波と将来性に期待(EV使用は未定)
6645オムロン総務省の3帯域で専用の電波と将来性に期待(EV使用は未定)
6502東芝総務省の3帯域で専用の電波と将来性に期待(EV使用は未定)

マテリアル・組み立て機械、検査装置、センサー関連部門

EV車はテスラのように軽量なアルミや炭素繊維複合材等を使用することにより、軽量化を図る傾向があります。特に初期段階では走行距離が売りになるので、高級車を製造しないとバッテリーが高価なために利益を産みにくいからです。走行距離を稼ぐために軽量で硬度のある素材を使用します。

下記に記載していませんがプラスティック樹脂は現行とは大幅には変わらない予定ですが、変わるとしても10%増程でしょうか。勿論、さらなる強化樹脂が安い値段で作れれば一気にそちらに傾くと思います。

コード企業名主な強み・商品
3036アルコニックス自動車用アルミ銅に強み、他に5G用も
3137Cominixアルミの切削工具や耐摩工具の専門商社
3401帝人炭素繊維複合材やガラス繊維複合材
3402東レ樹脂等やEV搭載リチウム電池用の絶縁材フィルム(下にも記載)
3388明治電機工業系統連系試験装置、各種エミュレータ試験、EV商材の発掘急ぐ
6258平田機工パワートレイン、EDU(ドライブユニット)、インバーター・IGBT組み立て装置

バッテリー用サーミスタ

電子部品で温度センサー。EVだけとは限らなく一般的な自動車に必要な部品です。大泉製作所は2017年の資料でその当時の燃焼自動車よりサーミスタの量はEVは2倍必要と提示しています。

商品が物凄く小さく単価が安いです。古参の個人投資家はこの3社を体で覚えているようですが、最新は↑に記載した方だと思います。↓の3企業を合わせると世界シェアは過半数。

コード企業名主な強み・商品
6618大泉製作所取引先はデンソー(トヨタ)
6957芝浦電子取引先は多岐にわたる、欧州と中国に力を入れ始める、医療用なども
6626SEMITEC中国子会社再編済み